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会社経営(GZキャピタル株式会社 代表取締役社長)日淺 二郎 さん

会社経営(GZキャピタル株式会社 代表取締役社長) 日淺 二郎 さん

ベンチャーグループの会長として、現在複数社の事業会社を経営する日淺さん。2023年11月には、自身がこれまでの集大成と語る「北九州イノベーションセンター」を八幡西区にオープン。ベンチャービジネスの拠点として北九州市の魅力やこれから先の未来を担うZ世代についてお話をうかがいました。

次世代のビジネスリーダー育成を通じて、北九州市の未来を創造していく。

ー事業内容について教えてください。

北九州市八幡西区にて”KITAKYUSHU=INNOVATION”をコンセプトに掲げる産学官連携施設「北九州イノベーションセンター」を管理運営しています。内閣総理大臣から国家戦略特区特例の認定を受けた施設が設置されており、老若男女問わず全世代の新たな挑戦を支援しています。また、「新たな時代のイノベーションセンター」をキャッチフレーズに、ビジネスユーザーのみならず、多くの一般ユーザーが訪れる複合施設として、そこで生まれる革新的な発想や技術を通じて、社会に大きな変化をもたらすイノベーションハブを目指しています。特に今後予定しているR&Dセンターエリアは、ロボットなどの技術系企業の研究・開発からユーザー調査まで行える施設となる予定です。

ー北九州市を選んだ理由は?

私自身が北九州市出身ということもあり、とにかく地元に貢献したかった。それに、事業として大きなビジネスチャンスがあると感じたことです。北九州市は工業都市として栄え、公害問題を乗り越えて今や環境都市となるほど、大きなイノベーションを起こしています。
「北九州イノベーションセンター」のある八幡西区には、隣の若松区にひびきの学術研究都市があり、未来を担う学生の数も県内トップクラスです。また同じく隣の八幡東区は医療が充実する一方で高齢者が多いのですが、こうした先進課題が身近だからこそ、その解決に着手しやすく、解決策を社会実装できれば、北九州市が世界をリードすることもできます。
こうしたイノベーションが起きやすい風土・環境であることを、北九州市が理解していて、外郭団体まで含めて、ベンチャーへの支援に積極的に取り組んでいることも大きな魅力でした。

ー次世代のビジネスリーダーたちにメッセージをお願いします。

Z世代のみなさんには、これから生まれる新たなビジネス領域にチャレンジすることを期待したい。そして、就職して従業員になるという1つの働き方だけではなく、マルチで活躍する新たな働き方を生みだして、次の世代をリードしてほしい。日本ではなく、アジアでチャレンジするなら北九州。アジアに近いことはもちろん、北九州市では家賃補助をはじめ起業家への支援が手厚く、また生活する上ですべてが安い。0→1でアジアに挑戦するのであれば、最高の環境だと思います。
ぜひ、デジタルネイティブなみなさんならではの新しい価値観で、新しい社会を生んでほしいと思います。

会社経営(GZキャピタル株式会社 代表取締役社長)

日淺 二郎

北九州市八幡東区出身。24歳で3Dプリンター事業を展開する会社を設立。28歳でNEXT GROUPの前身となる人材・教育事業を展開する会社を設立。複数の関係会社を設立後、30歳でNext Group Holdings株式会社を設立。グループCEOとして関係会社(NEXT GROUP)に対する事業管理、開発、投資業務に従事する。