People

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE パフォーマー / 俳優 / 北九州市観光大使 藤原 樹 さん

「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のパフォーマー、そして、俳優としても活躍する藤原樹さん。大きなステージで活躍し、たくさんの人を魅了する彼の原点は、北九州市にありました。帰ったら必ず足を運ぶあのお店、子どもの頃に家族で出かけた場所。北九州愛で溢れる藤原さんの生まれ育った故郷への想いに迫りました。

北九州という帰れる場所があるから、
夢の舞台でがんばることができる。

ー藤原さんは、出身地を聞かれると福岡ではなく「北九州」と答えるそうですね。

そうですね、そこはこだわりというか、地元への想いの表れですかね。でもね、意外と伝わるんですよ。「へー、北九州なんだ」ってわかってもらえることが結構多いので、嬉しく思います。
北九州は生まれた場所、育った場所、そして、ダンスを始めた場所です。もともとは、姉たちの影響で、小学校2年生のときにダンスを始めました。初めの頃は、野球がやりたくて嫌々やっていたのですが、人前で踊る機会に恵まれると、だんだんのめり込んでいきました。さらに、2008年のEXILEのドームツアーを生で観たことをきっかけに、僕も大きなステージに立ちたいと思うようになったんですよね。

ー当時の北九州市での思い出はありますか？

幼い頃は、家族でキャンプに行ってました。北九州は、自然も豊かで、山や川も遊び場でしたね。それから、地元のお祭りにも毎年行ってました。屋台や賑やかな雰囲気が好きで、楽しみにしていたのを覚えています。

中学生になってから、福岡市内のEXPG（エンターテイナーを育成するスクール、 EXILE Professional Gymの略）に通い始めたのですが、メンバーの浦川翔平も同じ時期に福岡校に通っていたのでそのときから一緒にいます。翔平は、長崎から通っていて、レッスン後、長崎に帰るより北九州のほうが近いので、よくウチに泊まりに来ていました。
翔平も何となく居心地が良かったんでしょうね。僕の中学校の運動会の前日に泊まって、翌日、なぜか翔平が運動会を見に来たというエピソードがあります。僕の家族と一緒に弁当食べてましたよ。

ーそんな北九州市から、2014年に上京した藤原さんですが、寂しさはありませんでしたか？

寂しさよりも、先に活躍している同世代に早く追いつきたくて。東京でいろんな仕事にチャレンジできることにワクワクしていましたね。
それに、北九州には空港もありますし、そこから市街地への交通の便もいいので、もちろん物理的な距離は遠いですが、感覚的にはいつも北九州を近くに感じています。だから、寂しさはありません。
今は、年に一度くらい帰っています。帰ると懐かしいまちの雰囲気や自然に癒されて、肩の力がフッと抜けるんです。東京は刺激が多くて、充実した毎日を送っていますが、地元に帰ると「東京で気を張ってがんばってるんだなあ」と気付きます。心が安らぐ場所は、やっぱり北九州です。

ー藤原さんが思う、北九州市の好きなところ、いいところは？

自然、商店街、人などあげればキリがありませんが、やっぱり、食べ物ですかね。これは東京に住み始めてから気付いたのですが、飲食店や名産品のレベルが高くて、リーズナブルだということ。おいしいもの、たくさんありますよ。帰ったら必ず行く「資さん(すけさん)うどん」は、うどんはもちろん、牛丼やかしわおにぎりもオススメです。それから、「シロヤ」のパンも好きですね。福岡でのライブ中に、楽屋へ差し入れしてもらったこともあります。そして、これはあまり教えたくないのですが、帰郷すると必ず行く近所の焼肉屋さん。家族で昔から行っているお店で、安くて本当においしいです。そんなお店が、北九州にはたくさんあります。

場所で思い入れがあるのは、THE RAMPAGEとしてミュージックビデオの撮影もした門司港ですね。撮影当日は、親が差し入れをしてくれて、少し照れくさかったのを覚えています。でも、地元で仕事をする姿を見せることができたのは誇りに思います。家族もとても喜んでいました。

あ、あと子どもの頃に親の車でレッスンへ送り迎えしてもらっていたのですが、そのときに都市高速の上から見た北九州の夜景も思い出に残っています。もう何年も見てないので、今度帰ったら見に行ってみようかな。

ーでは、改めて観光大使になった意気込みを。

北九州は、自然と都市のバランスがいいまち。いろんなものが手に入る便利さと、少し足を伸ばせば自然が包み込んでくれる雄大さを併せ持つ場所です。ダンスのレベルが高かったり、映画のまちと言われていたり、独自のエンタテインメントを発信できるポテンシャルの高さもあります。その良さを、どんどんみなさんへ伝えていきたいですね。

もし、どんなまちかイメージが湧かないのなら、一度訪れてみてください。熱くて、優しくて、ユニークな人たちが、きっと、訪れるあなたをあたたかく受け入れてくれると思います。