NewURelay Message

北九州市を舞台に自分らしく活躍する人たちの声を、リレー形式でお伝えします。その想いや描く未来予想図は人それぞれ。10人いれば10通りのアンサーがあります。その多様さは、北九州市だからこそ。彼らのリアルな声をキャッチしてください。

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池元友樹さん

「ギラヴァンツ北九州」 池元友樹さん

リレーメッセージ第3弾は、北九州市スポーツ大使のギラヴァンツ北九州 池元友樹さんです。Jリーグでは同チームに通算10年間在籍。サポーターからはミスター・ギラヴァンツと愛されていました。選手として第一線でプレーしたのち、今度は選手をサポートする立場で奮闘されているそうです。北九州市にはどんなチャンスがあるのか、お話を伺ってまいりました。


これまでの経歴をおしえていただけますか?

北九州で生まれて、小倉の思永中学校を卒業したあと、東福岡高校に進学しました。卒業後は2年間アルゼンチンにサッカー留学をしました。日本に戻ってきてからは、ギラヴァンツ北九州の前身であるニューウェーブ北九州に在籍したのち、柏レイソル・横浜FCなど県外のチームに所属して、最終的に北九州に戻ってきて、ここで現役を引退しました。

北九州市はどんなところですか?

北九州、福岡という街は、サッカーなどスポーツの盛んな地域だと思います。身近にプレーの上手な選手がたくさんいましたし、チームもそれぞれに特徴があって、選手が成長していくためには良い環境でした。北九州で生まれたことがプロの選手になる大きなきっかけだったなと思います。

当時は、芝生のグラウンドが身近にある環境が当たり前でしたが、県外でプレーしてみると、試合をするために何時間も移動するような所もありました。施設面でも環境が整っていると思います。

ニューウェーブ北九州は、プロチームではなくアマチュアのチームでしたから、選手は働きながら練習に参加していました。いま振り返るとすごく過酷ではありましたが、小さなチームだった当時から、ファンの方々や地域の企業の方からの継続的な支援をいただいたおかげで、いまのギラヴァンツ北九州というチームができたと思います。そこも北九州のすばらしいところだと思っています。

スポーツで活躍するには?

僕の場合、常に目の前に素晴らしい選手、強いチームがあったので、その人たちに負けたくないという強い思いがありました。いま振り返ってみると、そういう背中を追いかけていけたというのが選手としての成長に繋がったのかもしれません。いかに自分が成長できる環境を作っていくかということが重要なのかもしれません。

若い人たちにメッセージはありますか?

僕もいまクラブコーディネーターという新たな役割に挑戦しています。選手をやっていたからこそ気づくこともありますし、逆に少しプレーから離れて、より地域の人たちの支援を感じることもあります。これまで見えていなかったことがたくさんあることに気づきました。

まずは間違っていても良いので、自分の考えをしっかり持つことが大切です。そしてアクションを起こす。自分の考えを軸に、たくさん人の話を聞いて視野を拡げていくと良いと思います。

自分が成長できる環境を作って、そこに飛び込んでチャレンジしてください。失敗するかどうかはやってみないとわかりませんし、たとえ失敗しても、今度はそれを改善して乗り越えていくことで、もっと成長できると思います。決して後退することはないと思います。