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いま話題の学生プロジェクト「すぐ創る課」とは?

2022.8.31

九州工業大学では、ロボットやAI等の最新技術を、福祉や介護の分野に活用する研究や開発が行われています。九工大学生メンバーで構成された「すぐ創る課」は、その活動がメディアで取り上げられるなど、今とても注目されています。メンバーに立ち上げの経緯や活動内容についてインタビューを行いました。

すぐ創る課を立ち上げた経緯を教えてください。

「すぐ創る課」は九州工業大学の学生プロジェクトで、現在は15名で活動しています。

大学の研究というのは、10年も20年もやって、100年後とか、それ以上に後になってから役に立つかもしれない、というようなことをやっています。ところが研究しているうちに気づいたのは「高齢者や患者さんたちはもう少し急いでいる」ということでした。研究もすごく大事ですが、他にもできることがあるのでは?思うことが多くありました。

そこで「相談があれば、ハイテクやローテクに関係なく、今ある技術を使って解決していこう」という主旨ではじめたのが「すぐ創る課」です。

しかし、活動していくうちに相談が増え、僕たちがひとつずつ対応していたのでは、すぐに人手が足りなくなってしまったので、少し方向性を変えていくことにしました。

研究開発は、介護施設の方や、障害のある方たちとも一緒になって取り組みます。それで1対1で問題を解決するだけに止まらず、この研究で得たノウハウを、関わった人にシェアしてもらうようにしました。例えば、介護施設の方が障害のある方に教えたり、障害のある方から他の障害のある方に広めたり。「すぐ創る課」との取り組みが、もっといろんなところに活かされるように、サポートをしていくことになりました。

それからは、専門的なツールをどういう風に使えば良いかということを教えたり、また使えない人が使えるようになるためには何が足りないか、というところを調査し、それを解決するためのサービスを研究開発していくようにシフトしていきました。

以上インタビュー

最近では一般財団法人トヨタ・モビリティ基金さんのビジネスコンテスト「Make a Move PROJECT」[注釈1]でメタバースを使った提案が採択されるなど大活躍中の「すぐ創る課」。今後の活躍に目が離せません!

-1.Make a Move PROJECT  メタバースで会場に潜むハンディを探し出せ!
https://mobility-contest.jp/department1/