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「好奇心大学」活動発表会が行われました
2023.11.17
2023年10月30日。新しいことに挑戦する若者を応援する、北九州市未来創造ネットワーク「Kitakyu U29(キタキュー ユニーク)」のワークショップ企画「好奇心大学」の活動発表会が行われました(会場はウェルとばた 会議室)。
好奇心大学とは、まちづくりに関わりたい若者たち(学生等29歳以下の北九州市民)がつながり、新しいことに挑戦する場として2022年11月に始動した、北九州市未来創造ネットワーク「Kitakyu U29」に参加する学生スタッフの発案によるテーマで開催したワークショップです。
会場には、発表する3チームと事務局兼サポートメンバー(2-30代の社会人)、九州国際大学の学生と先生。新ビジョン策定に関わる 北九州市の担当職員など約40名が参加しました。
「頑張るぞー!」と気合いを入れる少し緊張ぎみの発表者の皆さん
それでは各チームの活動発表へと移ります。
発表チームは、基本構想チーム、映画チーム、北九州市の広報PRチームの3チームです。発表メンバーはそれぞれ自分に興味関心のあることから所属チームを選び、これまで活動を行ってきました。今回はその成果発表を行います。
基本構想チームの発表
まずはじめに発表したチームは、基本構想チーム。このチームは、2023年9月27日、10月12日の2回にわたり、Kitakyu U29のメンバーと共に「北九州市の未来を語るイベント」を実施し、若者からの意見を市長に向けて提案しました。今回はその報告を兼ねての発表となります。
北九州市は現在、将来の北九州市の都市像や、その実現に向けて取り組む重点戦略を盛り込む「新ビジョンの策定」を行っています。これまでさまざまな世代の方と意見交換等を行い、その過程で得た意見を元に、次の3つの視点での政策を検討しています。
①「稼げるまち」の実現
②「ハイクオリティ」な都市づくり
③市民の「安全・安心」な暮らしの確保
基本構想チームは、上の3つのテーマでグループに分かれて協議を行い、結果をまとめて発表しました。
「稼げるまち」の実現をテーマにしたチームの発表
私たちは”ワクワク感とチャンスの溢れるまち”にするというビジョンを掲げました。それを実現するためには、市内企業の創業を増やす・市内企業の売上を増やす、の2つの要素が必要です。そのためのスタートアップファンドの設立や、国内外へ向けた北九州市の魅力発信をする観光プロジェクトの実施などを提案しました。
発表者のコメント
参加者には市内の出身の方だけではなく、北九州市外の出身の人もいたが、北九州市をより良くしていこうと熱意を持って取り組んでいる方が多くいることを知りました。見えないところにも多くの人が関わっているのではないかと思い、謙遜できる大人になりたいと思いました。
「ハイクオリティ」な都市づくりをテーマにしたチームの発表
このチームでは「ハイクオリティな都市」とは何であるかを解釈し、それは若者が知りたい、やってみたいと思えるような、刺激のあるまち「若者が飽きないまち」であると定めました。また刺激は人との繋がりで感じることが多いので、人と繋がる機会を作り、発信していくことが大事だと述べました。
若者がもっとまちを体験し、情報発信することで、繋がりが生まれ、活発な若者が増えるという「若者が飽きないまちにするサイクル」を発表しました。
発表者のコメント
今までは新しいことをはじめることに対して消極的だったが、このように活動する人たちに出会い、自分ももっと積極的に活動していきたいと思うようになりました。
続いての発表は「僕らの安心安全な暮らしの確保」チーム
安心安全なまちとは、どのようなまちかを考え、災害に強い、街の中で怖い思いをしない、舗装された道路などの意見が挙がりました。
一方、今回のメンバーで話し合った結果、心を許せる人との時間や、1人で過ごせる時間を求める人が多く、街中にストレスを感じているということが分かりました。メンバーが必要だと感じたのは、人や店が密集していない、ごちゃごちゃしていない、余白のある場所でした。そこで提案したのは次の、若者ウケする公園です。
若者が求めているのは完成された場所よりも、自分たちで楽しみや安心をつくっていける場所。そんなまちで暮らしたい、と発表しました。
発表者のコメント
まちづくりの視点となると多方面を配慮せねばならず、案外思うようになりませんでした。ここで得た知識や経験を大学での研究にも活かしていきたいと思いました。
以上、基本構想チームの皆さんでした!
映画チームの発表です。
まずはじめに、北九州市には映画やドラマの撮影をサポートするKFC(北九州フィルム・コミッション)という非営利組織があり、北九州市のイメージアップに貢献されています。2023年12月13日(水)〜17日(日)までの間、「北九州国際映画祭」が初開催される予定です。
このチームでは、国際映画祭に先立って「若者映画祭」というイベントを開催し、若者に映画を通じて北九州市へ興味を持ってもらおうと企画を立てました。
「若者映画祭」の開催に向けて、
・企画会議(会場の雰囲気、ターゲット、集客人数などの決定)
・上映映画の決定(うち1作品は北九州市立大学 映画制作サークル ロマンダム作)
・メッセージ動画の作成(若者に知ってほしい)
・リリー・フランキーさんへお手紙作成
などの活動を行いました。
リリー・フランキーさんからは、次のようなコメントをいただきました!
「挑戦することが見つからない若者もいるだろうが、必ず挑戦するタイミングが来るだろうから、その時は成功するか失敗するか考えずにチャレンジしてほしい」
若者映画祭の後も、アフターイベントを計画しています。映画に関することをいろいろ語り合える場にしたいと思います。
発表者のコメント
映画を通じて北九州LOVERを増やすという目的でイベントを開催します。今回来ていただいた方が、また次も来たいと思ってもらえるようなイベントになると嬉しいです。
以上、映画チームの皆さんでした!
映画が好きな若者はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
最後は、好奇心大学広報PRチームの発表です。
まずはじめに、北九州市の現状と課題についてリサーチを行いました。人口減少が進んでいることや、ギャンブルや成人式などのイメージの払拭などが挙がり、このチームでどうすれば北九州市のイメージアップができるのか考えました。
まちの等身大の声を伝えていくためには、北九州市民がおすすめする、お店や場所や人などを発信できないかと考え、北九州市制60周年にちなんで、60人の北九州市民にインタビュー調査を行い動画を作成しました。
動画編集担当者のコメント
動画を編集するにあたって、60人全員のコメントを挿入し、長すぎず短すぎない、見てて飽きない動画にすることに気をつけました。初めての経験だったので、思った以上に頭と時間を使い大変でしたが、皆さんの意見を動画に収めることができ、編集を経験できて良かったと感じました。
発表者のコメント
活動してみて、広報の重要さに気づけたので、今後もPRについて学ぶ機会を増やしたいと思いました。
以上、好奇心大学広報PRチームの発表でした!
最後に、事務局長の合同会社ポルトの菊池さんにコメントをもらいましたので掲載します。
学生たちがみんな緊張しながらも自分たちの考えた企画や想いを発表している姿が印象的でした。好奇心大学への参加がきっかけで繋がれた人たちも多いので、こういう繋がりや機会を大切にしてほしいです。
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