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アパレルショップオーナー藤井 悠介 さん・彩香 さん

アパレルショップオーナー 藤井 悠介 さん・彩香 さん

夫婦ふたりでセレクトショップを営む藤井夫妻。店内に並ぶ洋服の数々は、ニュートラルでユニセックス、ジャンルレスなものたち。変化を楽しみ、ゆるやかにお客さんやコミュニティとつながる姿は、このまちでやりたいことを続けるためのヒントに溢れていました。

ランニングコストが安いから、本当にやりたいことが続けられる。

ーまず、最初におふたりのことを教えてください。

妻のあやかとふたりで、セレクトショップを経営しています。店内に並ぶのは、ドメスティックとインポートブランド、ユーズドなどジャンルにこだわらないものです。昔は古着屋さんが多かったんですが、最近ちょっと減っていて。自分たちが買い物に行きたくなるようなお店をつくろうと思いました。店内のコンセプトは、性別やジャンルに縛られず、自由にファッションを楽しんでもらいたいということです。また、お店をきっかけに遊びに来てくれた方が、北九州の良さを知ってもらえるとうれしいなと思っています。

ー北九州市で新しいことを始めるメリットってありますか?

やっぱり、固定費が断然安いことですかね。ウチのお店くらいの広さの場所を東京で借りるとなると、いくらかかるか見当もつきません。それが毎月ですから、ランニングコストが安いのは助かりますね。やりたくないことも無理にやらなくていい。自分たちのペースを大事にできる点は、本当に気に入っています。
また、今はSNSやインターネットがあって、いろいろな場所の方々に見つけてもらいやすいですからね。都会にこだわる必要もないんじゃないですかね。

ー東京みたいな大都会じゃないからこそできることはありそうですね。

確かにここだからやれてるっていうのはあると思います。東京は、人の数も多いですが、お店の数も圧倒的に多いから、埋もれる可能性がありますよね。例えば、扱いたいブランドがあっても、近くに競合のお店があれば扱えないこともある。一県に一店舗だけみたいなルールも耳にしますし、そういう意味では好きなことを、好きなようにやりやすいですよね。

ー北九州市の好きなところをあげるとしたら?

自分が生まれた場所、愛着がある場所っていうのはもちろんですが、まず好きなところと聞かれて最初に思い浮かぶのは、人があたたかいことですかね。お店をやっていると、他の店はライバルに思えるかも知れませんが、ここでは個性あるお店や人たちが共存共栄しています。そういうギスギスしていないところや、助け合いがあるところがいいですよね。この前も、花粉症がつらいって話していたら、近所のおばちゃんがジャスミンティーくれたんですけど、そういうおせっかいがあるまちだと思います。
それから、僕出身が門司港なんで、門司港の花火大会とか、やっぱり本州と九州から両方花火上がったりするし、あの空気感というか、あの感じはすごく好きですね。

ー夫婦でお店をやるメリットやアドバイスは?

結構夫婦でお店やってる方、多いかもですね。僕らは、メンズとレディースで役割分担できているのが強みかな。経理は、妻がやってくれるみたいな。それから、同じ境遇の人たちとつながっていると、コミュニティができて、その輪のなかで助けてくれたり、助けるっていう関係性ができると思います。人とつながるはやっぱり大事ですね。

アパレルショップオーナー

藤井 悠介 ・彩香

共に北九州市出身。2019年の12月、フィンランド語で「変化」という意味を持つファッションを中心とした複合ショップ『muutos.(ムートス)』をオープン。築60年以上の建物を1棟貸し切り、1階にレディース、2階にメンズを展開。ハイブランドの古着やヴィンテージ小物、リメイクアイテムの他、北九州市のアクセサリーブランドも取り扱う。

北九州市を拠点に活躍するクリエイティブな方々の等身大の姿を届ける動画「New U begins」を公開中!

Unite -fujii yusuke and ayaka-
出演するのは、アパレルショップオーナー/バイヤーの藤井悠介・彩香さん。
小倉北区にあるセレクトショップ「muutos.」を夫婦で経営。北九州ではここでしか扱っていない海外ブランドの商品などを取り扱う。店舗経営者が語る、北九州市でのお店の始めやすさとは。
New U begins
北九州市を拠点に活躍する方々に、実際に生活する中で感じる、北九州市のいいところや好きなところ、やりたいことを実現できる理由をお聞きしました。お話をお聞きする中で気づいたのは、北九州市には、様々な「U」が存在すること。この動画の中には、北九州市の潜在能力や無限の可能性がぎゅっと、詰まっています。